恋人同士のときは、いろんな話をしたと思う。
けど、今は家のことでも子どものことでも、なにを話しても膨らまない。
恋人同士のときは、ケンカをするとたくさん話し合った。
けど、今は何もなかったように過ごすか、話し合いをしても平行線でなにも変わらない。
「このまま、この人といていいのかな」と思う瞬間が増えていて、ふと離婚した未来を考えている自分に気づく。
そして、「もし本当に離婚したら、私はどうなるんだろう」と考える。
ケンカしたわけでも、裏切られたわけでもない。毎日をやり過ごすこともできている。
でも…
夫が隣にいるのに、独りぼっちの気がして辛い。
夫が隣にいるのに、気持ちをわかってもらえない孤独が埋まらない。
そして、「もし独りになったら、私はどうなるんだろう」と考える。

シングルマザーってどんな人なんだろう?

実は、よく言われる『シングルマザーの特徴』には、しっかりとした根拠はないんですよ。

!!
スマホの検索画面に「シングルマザーになる人 特徴」って入れてみた、そんなあなたがたどり着いたこちらの記事では、世の中で言われがちなシングルマザーの特徴についてまとめています。
- ネットでよく言われる「シングルマザーになる人の特徴」
- なぜそう言われるのか
- 調査データからわかる実態
- 実際の私に当てはまること・当てはまらないこと
- シングルマザーになったことで私が満たされると感じる理由

実はシングルマザーになってから、自分が変わった気がするんだよね。
子どもと二人の生活になって、以前より「◯◯しなきゃ」が減った気がする。
イライラすることも少なくなったし、「ま、いっか」と思えることも増えた。
考え方も前向きになってきたというか、ぐずぐず思い悩むことが減った。

それって、シングルマザーになったことでの変化なんですか?
「シングルマザー 特徴」と検索してみたら、精神的にたくましい・自立心が高い・生活力があるといった言葉が並んでいた。
え。でもこれ、私には当てはまってないよ?
そこで、なぜそう言われるのかを、シングルマザーの環境から考えてみました。
4年前に離婚した、現在アラフォーの私が「よく言われる特徴」に実際当てはまるかどうかも、正直に書きます。(離婚の経緯については離婚して4年。「離婚してよかったのか」の答えが出ない私の本音に書いています。)
ネットでよく言われる「シングルマザーの特徴」
「シングルマザー 特徴」と検索すると、こんな言葉がよく並んでいます。
それぞれ、なぜそう言われるのか。実際はどうなのか。順番に見ていきます。
特徴ごとに見てみる
精神的にたくましい・前向きで決断力がある
環境:ひとりで仕事・子育て・家事を回すしかないから、前を向かないと生きていけない。
⇒そういう状況に立たされやすいから、「たくましい」「前向き」って言われるのかもしれない。
実際は:データを見ても、はっきりとはしない。少人数の調査ですが、キッズラインの調査(63名)では「精神的に楽になった(71.4%)」という回答がある一方、国立成育医療研究センターの調査では約9人に1人にこころの不調の可能性があるというデータも出ている。しんどい結婚生活から解放されて清々しい気持ち・明るい気持ちになっていることが、傍から見ると「たくましい」「前向き」と感じさせるのかもしれない。
私は:当てはまる。以前は「家事はこうしなきゃ」「こういう親でいなきゃ」が多くて、できないことにイライラしていたし、イライラから気持ちの余裕もなかった。でも、今は「◯◯しなきゃ」を手放さないことにはどうにも回らなくなった結果、いい意味でいろいろ諦めることができて、おかげでイライラすることがずいぶん減った。気持ちに余裕ができたおかげで考え方もポジティブになったと思う。子どものことも素直に可愛がれる気持ちが大きくなった気がしている。
自立心が高い
環境:経済的にも精神的にもパートナーに頼れない状況になる。
⇒「一人でやっていかなければ」という意識が自然と生まれることで、自立心が強いと思われやすいのかもしれない。
実際は:「一人でやらなければならない状況になる」のは事実だけど、そこから「自立心が高くなる」かどうかは、ものすごく個人差があると思う。
私は:当てはまる。ただし「シングルマザーになったから」というより、離婚後に付き合った人との経験から気づいた。「自分で生きることが一番気分よく生きられる」と。(この経験については40代シングルマザーの恋愛リアル|恋愛が難しいと思ったのは子持ちだから、それとも…に詳しく書いています。)
子ども最優先・自分のことが後回しになる
環境:基本的に仕事と育児をひとりでこなすので、物理的に自分への時間がとりにくくなる。
⇒自分のことは二の次になりがち、というイメージにつながっているのかもしれない。
実際は:仕事と育児の二重負担で睡眠不足になりやすい、というデータはあるみたい。子どもの年齢が低いほどその傾向が強いらしいけど、これはシングルマザーだから特別当てはまることではないと思う。
私は:当てはまらない。子どもが大きくなってきて手がかからなくなったこともあると思うけど、現状子どもと一緒にいながらそれぞれが好きなことをして過ごす時間が増えている。
時間の使い方が上手・優先順位をつけるのが上手
環境:限られた時間の中で仕事・育児・家事をこなしている。
⇒「効率よくやっているはず」と思われやすいのかもしれない。
実際は:時間的余裕が少ない人のほうがむしろ多い印象。やらざるを得ないからやっているだけで、上手に回せているとは限らないし、上手に見えるだけかも。
私は:全く当てはまらない!優先順位を見誤ることや、「ま、いっか」が多くて気づいたら時間が溶けていることも多い。完璧にやらなくていいと思っているので、余計うまく回せないのかもしれない。
生活力がある
環境:家事・仕事・育児をすべて一人でこなしている。
⇒「何でもできる人」というイメージがつくのかもしれない。
実際は:こども家庭庁の調査では母子世帯の平均収入は児童のいる世帯平均の45.9%。経済的に厳しいのが実態で、自分がやらなければ回らないから、やっているだけ。やっているから稼げている・生活できているとは限らない。
私は:まっっったく当てはまらない。だから「稼げるようにならなきゃ」と思ってはいる。(子ども一人のシングルマザー、実際の生活費を公開します)
責任感があり、気が強い
環境:離婚という決断をして、子どもを一人で育てている。
⇒覚悟を持って子どもを育てているところが、責任感が強くて気が強いと見えるのかもしれない。
実際は:責任感や気の強さが育まれるというより、大人としての周囲への配慮がそう見せているだけかもしれない。
私は:もともと気は強いけど、責任感が強いとは思っていない。実家の母とは干渉がしんどくて距離を置いているので「頼らず自分でやる」という気持ちは強くなっている。ただ職場には子どものことでは本当に甘えさせてもらっている。「頼れない」というより「頼る相手を選んでいる」という感じ。
調査データからわかるシングルマザーの実態
ネットの「よく言われる特徴」とは別に、調査データから見えるシングルマザーの実態があります。
経済的に厳しい
こども家庭庁「令和3年度全国ひとり親世帯等調査」によると、母子世帯の世帯年収の平均は373万円。児童のいる世帯の平均所得を100とすると45.9。
経済的な厳しさは、多くのシングルマザーに共通する実態です。
だからこそ、養育費は生活を支える大きな柱になります。いくらもらえるのが妥当なのかは養育費の相場はいくら?年収別の目安と算定表の見方にまとめているので、これから離婚を考えている方は先に見ておくと安心です。
精神的ストレスが高い
国立成育医療研究センターの調査では、一人で子育てをするシングルマザーの約9人に1人(11%)に「こころの不調」の可能性があることが示されています。
相談できる相手がいない孤立した状況が、精神的な負担につながっているようです。
孤立を感じやすい
例えば、こんな記事もあります。→ 約4割が”孤独な子育て”に悩むシングルマザーの現実
シングルマザーになった経緯
こども家庭庁の調査によると、母子世帯になった理由は離婚が79.5%と最多。
また、母子世帯になった時の末子の平均年齢は4.6歳で、子どもが幼い時期に離婚するケースが多いことがわかります。
一方で、精神的に楽になる面もある
先にも触れた少人数の調査で、キッズラインの調査では、「シングルマザーになってよかったこと」の1位が「精神的に楽な生活ができるようになった(71.4%)」
「大変」な面がある一方で、「楽になった」という声も多い。これがシングルマザーの実態の複雑さだと思います。
経済的な支援制度について詳しくはひとり親とは?知っておきたい4つの支援制度をやさしく解説もあわせてどうぞ。
それでも、シングルマザーになったことで満たされると感じる理由
夫は一番近くにいて、一番分かり合いたい相手だった。
でも理解してもらえない寂しさがあって、分かってもらおうと努力しても報われない虚しさがあって、子どものことでも夫のことでも、いちいちイライラしていた毎日だった。
子どもとの二人暮らしになって、その寂しさ・虚しさ・イライラを感じることが減った。穏やかな気持ちでいられる時間が増えた。
夫の目を気にして生きていた生活から、人の目を気にせずにいられる生活に変わった。
それが、私にとっての「満たされる」理由だと思っている。
特徴が当てはまるかは個人差が大きい
結論、よく言われる「シングルマザーの特徴」の多くは、「そうなる状況に置かれやすい」から生まれた世間のイメージだと感じた。実際にそうなるかどうかは、個人の状況によって大きく違う。
調査データから見えるのは、経済的な厳しさや精神的な負担という実態。でもその一方で、「離婚して精神的に楽になった」という声も少なくない。
私自身、6つのうち、はっきり当てはまったのは2つだけだった。
それでも離婚してよかったと思えているのは、特徴が当てはまったからじゃない。ただ、夫がいるのに独りぼっちだと感じていたあの孤独から、抜け出せたからだ。
環境が変われば、自分も変わる。
今、「私はどうなるんだろう」と不安を感じているとしたら、それは今の環境の中で感じている不安なだけで、環境が変われば、そこからまた違う自分になっていく。
「シングルマザーだからこう」という型は気にせず、自分の変化を知ってうまくやっていけばいい、そう思っています。
恋愛・モテる特徴についてはシングルマザーのモテる特徴もあわせてどうぞ。


