子どものことで仕事を休みすぎ…職場への申し訳なさとの向き合い方

ベッド脇の木のテーブルに置かれた体温計・冷えピタ・水の入ったグラス・折りたたんだタオルと、窓からの朝の光の水彩イラスト こころの種
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困るめばえさん
困るめばえさん

子どもの熱が続いて、また休まなきゃいけない。

職場に言いづらいし、連絡するのもつらい…。

昨日の夜、なんとなくいつもより聞き分けがよくないな、と思っていた娘。

夜中を過ぎる頃にはみるみる熱が上がっていった。

「あぁ…またか…」

そう思う気持ちと同時に、翌日の出勤スタッフや予約状況を思い出す。

「明日は先輩が朝からいる日だったよね。予約が入っていたらお客さんへの連絡もお願いしないといけないけど、もう連絡するには時間が遅いし明日の朝か…。」

憂鬱な気持ちも飲み込んで、子どもの隣で浅い眠りについた。

翌日の朝は、先輩へ連絡する時間を気にしながら子どもの汗を拭いたり、少しでも食べられそうなものや病院に連れていく準備をする。

子どものことはもちろん心配だけど「また休まなきゃいけない」という申し訳なさというか罪悪感というか、なんとも気持ちが落ちる朝。

子どもの発熱、ホントにしんどい。

子どもと二人の暮らしになってから、気持ちの面では大半が穏やかだけど、子どもが熱を出してお休みをしなくてはいけないときのストレスは格段増えたと思う。

発熱の初日はしんどそうな子どもの様子をみて心がギュッとするけど、熱が下がって元気もあるけどまだ待機期間、なんてときは「いや、もう行ってよくない?!」と思ってしまう。

そこに元気な娘のノーテンキな絡みが入ると「お休みします、って伝えることの気の重さ、分かってる?!」「ママが休むと収入がないんだよっ!」と思うことも多い。

あぁ、優しいママじゃなくてごめんね…。(とはいえ、子どものたいして気にしていない様子にホッとする)

この記事は、子どものことで仕事を休む際のしんどさ・後ろめたさに「こうするのが正解!」を渡すものではありません。(正解があるなら私も欲しい)

ただ、「私はこう考えています」を伝えることで、あなたの気持ちが少し楽になったらいいな、と思って記事にしました。

この記事でわかること
  • 「休みすぎ」への罪悪感がなぜ生まれるのか
  • 「申し訳ない」がいつも自分のせいとは限らない理由
  • 申し訳なさを少しラクにする考え方(体験談)
  • 状況は子どもの成長とともに変わっていくこと

読み終わる頃には、その申し訳なさを少しだけ軽くする考え方が見つかっているはずです。


子どもの発熱で仕事を休むことへの罪悪感

子どもの発熱で仕事を休むとき、私にとって一番こたえるのは「また子どもが体調崩したの?(ため息)」と思われるんじゃないかと考えてしまうこと。

休みやすい職場で働いていても、予約が入っていたらお客さんへ連絡してもらう面倒をお願いしなきゃいけない。

他に出勤するスタッフがいない場合は、お休みの誰かに代わりに出勤してもらうことにもなる。それが連日となると更に気が引ける。

開店作業に加えて余分な面倒が増えること、お休みだった人の休みをこちらの事情でつぶしてしまうこと、お互いにあることとはいえ申し訳ない。

職業的に「休みやすい環境」だから、きっと一般的な職場で働いている人よりは思い詰めなくても大丈夫だと思う。

でも、だからって申し訳ないのは変わりなく、「こんなに理解してもらっている職場なのに」と思って余計につらくなることもある。

困るおタネ
困るおタネ

休みやすくしてもらっているのに、また休む。

きっとこのモヤモヤは、どんな職場だってあるよね。

シングルマザーではなくても、お母さんが子どものことで仕事を休むのは、「自分がいなくても会社はなんとかなる」からじゃなくて、「自分が動くしか方法がない」から。

でも、それがそのまま罪悪感になる。

正直、シフトを自分で決められる働き方をしているから、会社員のように「有給が減っていく」「上司や同僚の顔色をうかがう」みたいな重さは、多分ない。

それでも、完全歩合の仕事だから休めば休んだだけ収入は減ってしまう。

そして、「子どもが熱を出してしまって、今日お休みさせてください」と切り出すのは、なんとも言いづらい。

こんな朝を迎えたことがある人は、少なくないと思う。


「申し訳ない」けど、「お互いさま」でもある

子どもが熱を出すのは、コントロールできないことで、予防接種や手洗いをしていても、病気にかかるときはかかる。それはあなたの責任じゃない。

ひとりで子どもを育てていると、頼れる相手そのものが限られている。親を頼れる人もいれば、頼れる人が誰もいない人もいる。

つまり、あなたが休むのは「だらしない」からじゃなくて、「そうするしかない状況」だから。

困るめばえさん
困るめばえさん

でも、職場の人に迷惑をかけているのは事実だし、やっぱり申し訳ないと思ってしまう…。

その気持ち、よくわかる。「仕方ない」と頭でわかっていても、罪悪感はなくならない。

ただ、一度だけ問い直してみてほしいことがある。

職場の人に「迷惑をかけている」のか。それとも「迷惑をかけてはいけない」と思い込んでいるだけなのか。

ほたる先生
ほたる先生

シフト制・複数人体制の職場では、「お互いにカバーし合う」ことを前提に設計されています。

あなたが誰かの代わりに動いた場面も、きっとあるはずですよ。

以前、先輩が「”いつも”私ばっかり雑務している、という人がいるけどそうじゃない。その人が休んでいるときは他の人がしているんだから”いつも”じゃない。」と言っていて、妙に納得した。

罪悪感は「感じちゃいけない」ものじゃない。でも、あなただって誰かの抜けた穴をカバーしていることもあるはず。

だから、罪悪感を握りしめて肩身の狭い思いをし続ける必要はないと思う。(全く感じないのはダメだけど)


申し訳なさが少しラクになった、私の考え方

私だって、子どもの発熱で何度も休んできた。(今もこれからも、まだまだある。)

職場には入職面接時に「シングルマザーなこと」も「子どもが理由で急な休みを取るかもしれない」ことも伝えた上で働いているし、休みやすい環境を選んできた。

それでも、実際に誰かに出勤してもらうときは申し訳ないと思う。そのモヤモヤと長く付き合ってきた。

そんな中で、少し気持ちがラクになった考え方がある。

「お互い様」の関係を意識すること

他のスタッフが休みたいときは、快くOKするようにしている。人手が足りないときに自分が少し頑張れるなら、頑張る。

正直、出勤したくないなと思うこともある。そういうときは「予約が入れば収入になるし」と自分に言い聞かせて動く。(完全に割り切れているわけじゃないけど。)

これを続けていくと、「あの人は困ったときに協力してくれる人」という関係ができてくる。特別なことじゃない。でも、積み重ねが「お互い様」を作っていく。

おタネ
おタネ

「また休んでしまった」より、「今日助けてもらった分、次は私が動こう」って思えるようになってから、少し気持ちが変わりました。

「転職しなかった」という選択

コロナ禍に施術のお客さんが減って、転職を考えたことがある。収入面では確かに苦しかった。

でも結局、私が職場に求めることの一番が「子どものために休みやすいこと」で、何よりセラピストという仕事が大好きだったから、そのまま働き続けることにした。

人間関係を一から作り直す消耗を考えたら、収入が少なくてもこの場所の方がいいと「も」思った。

今、子どもが留守番できるようになってきて、やっぱりあのとき転職しなくてよかったと感じている。

職場の「雰囲気」と「人」が罪悪感の大きさを決める

もう一つ、正直に書いておきたいことがある。

私の職場は、子育て経験者が多かった。子どもを職場に連れていったこともある。だからか、子どもの発熱で休むときは、みんな協力的でいてくれた。

これは「私が人間関係をうまく作ったから」というより、最初から「そういう職場だった」という部分が大きい。

罪悪感の大きさは、気持ちの問題だけじゃなくて、環境の問題でもある。そのことは、頭の片隅に置いておいてほしい。

「また」と思われる怖さの正体

そんな環境でも、やっぱり一番強く感じるのは「また休むの?と思われる怖さ」だ。

でも、うちの職場は業務委託のスタッフばかりで、「働くも働かないも自分で決めていい」と思っている人が多い。

だから、この怖さは相手が実際にそう思っているというより、自分の気の持ちようの部分が大きいのかもしれない、とも思う。


状況は、子どもの成長と一緒に変わっていく

「今は仕方ない」という言葉で簡単に励ますつもりはないけど、状況は本当に変わっていくと思っている。

学校がお休みの土曜日に出勤するときは、しばらく娘を職場に連れていって、休憩室で半日待たせていた。

それが、娘が4年生になったとき。「そろそろお留守番も慣れさせた方がいいかな」と思って、はじめて一人で留守番をさせてみた。

午前中だけ出勤して、終わったらすぐ帰るつもりだった。仕事を終えて連絡すると、拍子抜けするくらい平気そうな声。

「大丈夫だよ」と言うので、そのままスーパーに寄って買い物までできた。

(「この子は私が思うより全然赤ちゃんじゃないんだ。」と、ちょっぴり寂しさを感じつつ、一緒に食べるスイーツを買って帰る母。)

正直に言うと、一人で留守番ができる理由の一つはYouTubeやゲームがあるからで、これは万人に受ける話ではないと思う。それでも、私にとっても娘にとっても大きな変化だった。

めばえさん
めばえさん

子どもが大きくなったら、少しずつ変わっていくんだね。

高熱のときは絶対に一人で留守番させることはできない。それはこれからも変わらない。だから突発休みの申し訳なさが完全になくなることはないと思う。

それでも、夏休みからは一日お留守番も挑戦させてみようかと思っているし、「ずっとこのまま」じゃないとわかっているだけで、今が少し軽くなる。


今の職場環境がどうしても苦しいなら

罪悪感は「気持ちの問題」だけじゃなくて、「環境の問題」でもある、と書いた。

正直に言うと、子どもを持ってから業務委託セラピストという働き方しかしていない。だから「休みづらい職場」がどれくらいしんどいものなのか、実感としてはわからない。子持ちに厳しい職場に当たったことがない、というのもある。

ただ、今の働き方を選ぶときに、休みやすさはかなり意識した。

求人情報に「シフトは自分で選べる」「完全自由シフト」と書かれていたことが、リラクゼーションセラピストを選んだ一番のきっかけだった。入社前の面接でも、家庭の事情を先に話した。

長期休暇も、突発的な休みも受け入れてもらえる、というところまで、そこで話をつけてある。

「休みを取るたびに嫌な顔をされる」「子どもの発熱を報告するのが怖い」

そういう状況なら、気持ちの持ちようでどうにかなるものじゃない。

「シフトが自由な職場を選ぶ」「面接の段階で事情を伝えておく」という視点も、選択肢としてある。今すぐ動けない事情がある人には参考程度に、でも知っておいて損はないと思う。

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その罪悪感は、あなたが真剣だという証拠

子どもの発熱で休むたびに申し訳なくなる。その気持ちが完全になくなることは、ないかもしれない。

でも、その罪悪感は「あなたがダメだから」生まれているんじゃない。コントロールできない状況の中で、精一杯対応しているから生まれている。いい加減な人は、罪悪感を感じない。

「お互い様」の関係を少しずつ積み上げること。状況は子どもの成長と一緒に変わっていくこと。環境が合わないなら、環境を見直す選択肢もあること。

今日もとにかく、子どもを守って仕事を続けた。それで十分です。

「種をまかなきゃ、始まらない。今日の一歩が、明日の芽。」という言葉と双葉の水彩イラスト
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