資格がなくても大丈夫|シングルマザーが資格なしで働いてきた話

まなびの種
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「資格もスキルもない私が、ちゃんと働いていけるんだろうか。」

シングルマザーになることを選ぼうとしたとき、そんな不安が出てきた人に先に答えを言います。

資格がなくても、働いていけます。

私自身、資格のいらない仕事(リラクゼーションセラピスト)についていて、収入は多いとは言えませんが手当なども合わせて子どもと暮らしていけています。

むしろ私は、一度は資格を取ろうとお金をかけて、挫折した経験があります。その経験から、「資格より大事なものがある」と思っています。

資格があることで知識が身についたり、自分の自信につながることはあると思います。

でも、資格がないと就けない仕事でないなら「絶対に資格がある方がいい」というわけではないと感じています。

この記事は、「資格がないと不安」というあなたの肩の力を、少し抜くための話です。

資格なしで就ける仕事も紹介しますが、それ以上に「資格がなくても大丈夫だよ」という気持ちを伝えたくて書きました。

困るめばえさん
困るめばえさん

資格がないと、いい仕事に就けないんじゃないかって不安…。

この記事でわかること
  • 資格がなくてもシングルマザーが働いていける理由
  • 資格なしで就ける仕事の種類
  • 資格に挑んで挫折した私の体験と、そこで気づいたこと
  • それでも資格を取りたいときの、お金の抑え方

資格がなくても、シングルマザーでも、働いていける

まず、一番伝えたいことを先に。

働けるかどうかは、資格があるかないか・シングルマザーかどうかに関係ありません。

資格がなくても、シングルマザーでも、働く道はちゃんとあります。

「資格がないから」「シングルマザーだから」と、自分にハンデを感じてしまいがちだけど、どちらも「働けない理由」にはなりません。

私の仕事はリラクゼーションセラピスト(もみほぐし)で、この仕事にも、特別な資格はいりません。

未経験から始めて7年、今は指名してくださるお客さんもいます。

厚生労働省の調査では、ひとり親家庭の母の約半数が正規職員として働いています。

その全員が、特別な資格を持っているわけではありません。資格がなくても、働いて子どもを育てている人は、たくさんいます。

納得するおタネ
納得するおタネ

『資格がないと無理』って思い込んでたけど、私自身が資格なしでこれまでやってこられた。

だからまずは、そこを手放してほしい。


資格なしで就ける仕事はこんなにある

もちろん、医師や看護師のように、資格がなければ就けない仕事もあります。でも、資格がなくても就ける仕事も、たくさんあります

ここで紹介するのは、その”資格がなくても始められる仕事”です。

シングルマザーに選ばれやすい職種を挙げてみます。

  • 医療事務…受付・会計など。女性が多く子育てに理解のある職場が多い(資格があると有利だが、なくても就ける)
  • 介護助手…身体介護を伴わない業務なら無資格OK。働きながら資格を取る人も
  • 保育補助…保育士資格がなくても補助として働ける。休みも取りやすい
  • 看護助手…患者さんの身の回りのケアや院内整備。無資格で就ける
  • 一般事務…接客より落ち着いて働きやすい。残業が少ない職場も多い
  • 調理補助…下処理や盛り付けなど。特別な知識はいらず、休日も比較的安定
  • リラクゼーション・在宅ワーク…私のセラピストや、データ入力・Web系など。未経験から始められるものも

ひとり親が働くときに大事なのは「何の仕事か」より、「子育てと両立できる働き方か」だと思います。

急な発熱で休めるか、シフトに融通がきくか。そこを基準に選ぶと、資格の有無はそこまで大きな問題ではなくなると思います。

※シングルマザーがどんな仕事をしているか、収入のリアルはシングルマザーの仕事、何してる人が多い?実態データと私の場合で詳しく書いています。


私は資格に挑んで、挫折した——ドッグトレーナーの話

ここで、私の失敗談を聞いてください。

20代の中ごろ、私は「ドッグトレーナーになりたい」と思って、民間のドッグトレーナー学校に通いました。

学科はテキストを使った自宅学習、実技は毎月1〜2回東京のスクールまで飛行機や電車で通っていました。

当時は月収13〜14万円ほどのOL。祖母の家に住んでいたので毎月の出費は最低限に抑えられていたとはいえ、資金的にはまったく余裕がありませんでした。

それでも「資格を取れば変われる」と思って、無理をして通いました。

でも、なかなか技術が身につかない。そして、通ううちに気づいてしまったんです。

「私はただの犬好きなのであって、ドッグトレーナーの器ではない」と。

カリキュラムは2段階あって、2段階目に入った直後に気持ちが折れてしまい、修了証も発行してもらわないまま、フェードアウトしてしまいました。

今、当時学んだ知識も資料も残っていません。

残っているのは「犬って賢いよな」という、ただの犬好きの感想と「頑張って通ったけど、結局折れてしまったなぁ」という、苦い思い出だけです。

困るおタネ
困るおタネ

お金をかけたのに…って、当時はすごく落ち込んだなぁ。

お金をかければ資格が取れる、わけじゃない

この経験で学んだのは、「お金をかければなんとかなる、わけじゃない」ということです。

資格やスクールって、つい「お金さえ払えば手に入る」と思ってしまいがちです。

でも実際は、お金をかけても、本人にその気・やる気がなければ、資格は取れません。仮に取れたとしても、活かせません。

私の場合、「お金を払った=努力した」と思い込んでいて、スクールに通うこと自体が目的になっていました。

肝心の「本当にこれをやりたいのか」「続けられるのか」が、すっぽ抜けていたんです。

だから、資格に何十万円もかける前に、一度立ち止まってほしいと思います。

これは、お金をかけてでも自分が続けたいことか?と。

その答えがあいまいなまま大金を払うのは、私のように苦い思い出を増やすだけかもしれません。


資格より、「続けられる仕事」と「経験」だった

資格取得に挫折したことがある私ですが、今の仕事はどうして続けてこられたのか。

答えは、続けられる仕事に出会えたことと、その仕事が現場で積んだ経験が活きる仕事だからです

リラクゼーションセラピストになりたての頃から、施術が楽しくて仕方ありませんでしたが、なかなか指名にはつながりませんでした。

YouTubeで見かける施術者のスクールに通おうかと考えたこともありました。でも、低所得のシングルマザーに、資金も時間も余裕はありません。

だから、YouTubeや本を読んで、現場で先輩やトレーナーに相談しながらやってきました。

経験年数が増えて中堅になった今は、指名のお客さんも少なからずいます。

フリーのお客さまでも満足してくださっている様子を見ると、つくづく思うんです。

リラクゼーションには、技術以上に経験と心が大事」だと。

資格より、「就いてから学べばいい」

ここで伝えたいのは、最初から完璧な資格やスキルを持っている必要はない、ということです。

続けられる仕事を見つけて、現場で経験を積めば、力は後からついてくると思っています。

私自身は頭で覚えることよりも、実際にお客さんを目の前にして経験しながら学ぶことのほうが、ずっと自分に合っていると感じています。(学生時代の成績も下からのカウントの方が早かったです。)

だから「資格がないから」と最初から踏み出すことを諦めないで欲しいです。

どんな仕事でも、自分が取り組む気持ち次第で就いてからでもたくさんのことを学べます。

めばえさん
めばえさん

「就いてから学ぶ」でいいんだ、って思うと気が楽だね。


それでも資格を取りたいなら、お金は支援で抑えられる

ここまで「資格がなくても大丈夫」と書いてきましたが、資格そのものを否定したいわけではありません。

「この仕事を続けたい」「この資格が必要だ」と心から思えるなら、資格を取るのはとてもいいことです。

大事なのは、”なんとなく不安だから”ではなく、”これをやりたいから”取ること。

順番が逆にならなければ、資格はあなたの力になります。

そして、もし資格を取ると決めたときに、ひとり親のお金の負担を抑えることができる制度があります。

それが「高等職業訓練促進給付金」「自立支援教育訓練給付金」という、学費や生活費を支えてくれる給付金です。

使っても使わなくてもいい。でも、「学ぶと決めたなら、手出しを少しでも減らせる方法がある」と知っておくだけで、選択肢が広がります。

詳しくは資格取得のお金が不安なひとり親へ|2つの給付金の使い方でまとめています。

ほたる先生
ほたる先生

「やりたいから取る」なら、お金の不安は制度が支えてくれるよ。


資格は手段のひとつ。今あるあなたで始めていい

  • 資格がなくても、シングルマザーでも、働く道はある
  • 資格なしで就ける仕事はたくさんある。大事なのは「子育てと両立できるか」
  • お金をかけても、やる気がなければ資格は取れないし活かせない
  • 資格より「続けられる仕事」と「現場の経験」。仕事は就いてから学べる
  • “やりたいから”資格を取るなら、給付金で手出しを抑えられる

資格は、ゴールではなく手段のひとつです。なくても始められるし、必要だと思えば後から取ればいい。

「資格がないから」と立ち止まっているなら、その理由で諦めなくて大丈夫。

今あるあなたのまま、一歩を踏み出していいんです。

私も、資格に挫折したただの犬好きでしたが、今は子どもと愛犬と笑って暮らせています。

「種をまかなきゃ、始まらない。今日の一歩が、明日の芽。」という言葉と双葉の水彩イラスト
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