子どもが一人なら「1LDKで足りる」
そう聞いたことがあったけど、我が家は2LDK。
実家を出ようと部屋を探し出したとき、間取りについては少し迷った。
家族4人で暮らしていたときの間取りは2LDKだったから、家族が半分になったら部屋の広さも半分でいいかな、と思っていた。
- 愛犬も一緒に住めること(手放すことは一切考えなかった)
- 子どもの小学校の学区内であること(子どもの転校は避けたい)
- 家賃が払える金額であること(5万円以内に収めたい)
- 駐車場があること(車は必須の地域)
- 間取りはできればご飯を食べる部屋と寝る部屋を分けたい(最低1K〜)
でも、半年ほど探して回っても全ての条件を満たす物件はなくて、いくつかの妥協をした結果、今の部屋に巡り合った。
気持ち広めで家賃も少し無理することになった我が家だけど、「自分のお家」に満足している。
子どもと暮らす部屋を探すとき、「部屋の広さはどう考えて決めればいい?」と思う人も少なくないと思います。今回は教科書通りに選べないことのほうが多いと思った部屋探しの話です。

希望の条件、間取り、家賃の兼ね合い
なかなか難しい。
- 子どもの人数別、間取りの目安
- 間取りより先に決めるべき条件の話
- 公営住宅とはなにか
- 実際に住んでいる部屋の使い方
- 住んでみてわかったこと
子どもの人数別、間取りの目安
国土交通省の資料をもとにした広さの目安
| 家族人数 | 最低限あればいいと思う広さ | このくらいあると 過ごしやすいと思う広さ |
|---|---|---|
| 大人1人+子ども1人 | 30㎡(1K〜1DKくらい) | 75㎡(2LDKくらい) |
| 大人1人+子ども2人 | 40㎡(1LDKくらい) | 100㎡(3LDKくらい) |
出典:国土交通省「住生活基本計画における居住面積水準」
※間取りはこの数字をもとにした私の感覚です。実際の物件によっては多少異なると思います。
※子どもの年齢は10歳以上を想定しています。
この数字でいくと、我が家は2LDKがちょうどいいことになるけど、子どもがまだ小学校低学年だったからか、なんとなく広すぎる気がしていました。
部屋数が少ない方が家賃が下がるとも思っていたので、当初はもう少し狭くていいとも思っていました。
条件に合う物件がない!という現実
私の住む県の大体の家賃相場は、1LDKで5〜6万円台、2LDKで7〜8万円台くらい。(市の中心部)
探しているのは山間部寄りの郊外だから物価も安いだろうと思って、家賃は5万円くらいと考えていた。
そもそも2LDKは選択肢に入っていなかったし、いくつか物件を回れば気に入る部屋が見つかるだろうと思っていた。
でも、なかった。
郊外だから物価も安い、という以前の問題。
そもそも物件がない。
間取りよりも条件を絞った
希望の部屋がなかなか見つからなかったとき、間取りも含めた条件を見直してみました。
- 愛犬も一緒に住めること←手放すことはどうしても考えられない
- 子どもの小学校の学区内であること←せめて「同じ市内」と範囲を広げた
- 家賃が払える金額であること←5万円以内という希望は難しいようだと思い始めてきた
- 駐車場があること←必須
- 間取りはできればご飯を食べる部屋と寝る部屋を分けたい←おまけ程度。ただ、1Kなどの部屋は単身世帯向け物件だからそもそも子持ちは厳しいと知った
間取りは選ぶときの条件の1つだけど、外せないことを決めることで選択肢が少し変わると思いました。
それでも決めた
最初は「子どもの学区内」にこだわっていた。でも学区内に愛犬と住める物件はなかった。
次に、学区外でも同じ市内なら転校しなくていいと確認していたから「市内」で探した。数年前の市町村合併で市が広くなっていたから、市内で検索すると物件数が増えた。
「これならイケる」と思った。
ところが、私が住んでいる地域は山間部。同じ市内でも、出てきた物件は小学校まで車で30分かかるところだったりした。
それなら隣の市との境の方がまだ近い、ということもあって、結局範囲を隣の市との境まで広げた。
妥協に妥協を重ねて、市内は諦めて隣の市との境の物件に申し込みに行ったとき、「市内の、しかも山間部のアパートに空きが出た」と連絡が来た。
希望より家賃が1万円高くて、間取りも2LDKと広め。でも実家から10分かからない場所だった。
低所得世帯に月1万円の差はかなり大きい。それでも即決できたのは、ほぼすべての物件を見て回ったと思っていたから。これ以上探しても出てこないとわかっていたから、踏み切れた。
予算が厳しいなら、公営住宅という選択肢もある
公営住宅(市営・県営住宅など)とはいわゆる「団地」のことです。
団地の特徴:
- 都道府県や市区町村が建設・管理する賃貸住宅
- ひとり親家庭や低所得世帯が優先的に入居しやすい仕組みになっている
- 家賃は収入に合わせて決まるので、民間の賃貸より家賃が大幅に安くなるケースが多い
- 礼金・更新料なし
- 倍率が高く、抽選になることが多い

家計にやさしい選択肢のひとつです。
間取りは2DK・3DKが多いです。古い団地は特に2DKが中心で、築年数によって広さや設備に差があります。
また、原則内見はできません。契約して鍵を受け取るまで部屋の中は見られないのが基本です。一部の自治体では事前内覧会や予約制で見られる場合もありますが、自治体次第です。
募集の時期や条件はお住まいの地域によって違うので、気になる方は市区町村の窓口に聞いてみてください。
私の場合、まず最初に団地への入居を考えましたが、小学校まで30分はかかる物件ばかりで全く現実的ではありませんでした。
私が今住んでいる部屋(2LDK)
今の部屋に住んで3年目。間取りは2LDK。
ベランダは狭くて出られたもんじゃないけど、一畳ほどのサンルームがあるのが大変好ましい部屋だ。
リビングの隣には引き戸でつながっている6畳ほどの部屋があって、普段はずっと開けているので実質ひとつの大きな部屋として使っているようなものだけど、今のところ何も問題はない。
リビングでご飯を食べて、子どもとおしゃべりしながらテレビを見て、引き戸の向こうの部屋に布団を広げてくっついて寝る。(あー幸せ。)
もう1つある部屋はどう使っているかというと…ただただ物が増えているだけの部屋、つまり物置だ。
積み上がる一方のこの部屋は、多分、子どもがお年頃になって自分の部屋を欲しがるときまでこのままだと思う。
雪国なので、サンルームがとにかく助かる
この部屋を選んでよかった理由のひとつが、サンルームがあることだった。
雪国は冬に洗濯物が外に干せない時期が長い。冬じゃなくても天気が良くない日が多いので、サンルームがあるだけで洗濯のストレスがぐっと減る。(それでもいつかドラム式洗濯乾燥機が欲しい)
欲を言えば全面ガラス張りの温室のようなサンルームがよかったけど、付いているだけでありがたいと思っている。
雪の降る地域ではサンルーム付きの物件は少なくないようですが、同じような地域で部屋探しをするときはサンルームの有無を確認することをおすすめします。

雪国でサンルーム有り物件は本当に助かる。
洗濯物どこに干すの問題が毎日続くもんね。
不満な点もある
これは田舎の物件あるあるなのかもしれませんが、角部屋の玄関先につばめが巣を作っています。
我が家は角部屋ではありませんが、角部屋さんの玄関先にはツバメの子の落とし物がちらちらと。
そして、駐車場に停めている車の上に糞害を被ることもしばしば。
つばめは縁起がいいと言われているのはわかる。でも、毎日のような糞害に玄関を出るのがちょっと憂鬱な時期がある。(物件探しのときには気にしていなかったというか、気づいてなかった)
住んでみてわかったこと
住んでみてわかったことがいくつかあります。
建物内の設備については、特別なものは求めていなかったので現地で確認したこと以上に気になることはありませんでした。
でも、いざ住んでみると敷地内でタバコを吸う人や、敷地内ゴミ捨て場にゴミを出してくるご近所さんなど、「ん?」と思うことがありました。(のちに注意喚起のチラシが配られたり、ご近所さんへの周知をしてくれたようでなくなりましたが。)
逆に、駐車場の除雪はほぼ全室の住人で行なっているのでありがたく感じています。
つばめについては内見の時期が秋口だったので住んで時期が来るまでわからなかったのですが、「どんな人が住んでいるか」は、内見のときにちょっと聞いてみてもよかったかな、と思います。

子どもと住むところだから、余計ご近所環境は気になるよね
住めば都——3年住んで、そう思う
- 間取りより先に「外せない条件」を決める方が動きやすい
- 田舎では選べる物件が少ない。条件を優先した結果の間取りになることも普通にある
- 内見のときに「どんな人が住んでいるか」を聞いてみると後悔が減るかもしれない
- 雪国ならサンルームの有無は必ずチェック
色々条件を考えて、物件を探して、時間をかけて内見もいっぱい行って。結局、全部の条件に合う物件はなかった。
それでも今の部屋は、子どもとのびのび過ごせる大事な場所だ。希望通りじゃなくても、住んでみれば「ここでよかった」と思える。条件よりも心の安定。住めば都、は本当だった。

