「こんな収入で、家を借りられるんだろうか」
実家を出ようと決めたとき、最初に頭をよぎったのはそれだった。
個人事業主。年収200万円以下。子どもあり。保証人を頼むなら年金暮らしの父。
「これ、審査通るのかな」
でも、通りました。
同じように不安を抱えているシングルマザーに、私の体験をお話します。

収入が少ないと審査が通らないって聞くけど、どうすればいいんだろう。
- 年収200万円以下・個人事業主のシングルマザーが審査を通した実例
- 賃貸審査で実際に見られること
- 保証人が年金暮らしの親でも通る?リアルな話
- 審査に通らなかったときの選択肢
私の「審査、通らないかも」な条件
まず、私の状況をそのまま書きます。
- 職業:個人事業主(セラピスト・業務委託・完全歩合制)
- 年収:200万円以下
- 収入証明:確定申告書
- 保証人:年金暮らしの父+保証会社の両方
- 家族構成:子ども1人(小学生)
- ペット:あり(犬)
不動産会社のサイトには「契約者の収入が低い場合、年金受給者の保証人は審査が通りにくい」と書かれていることがあります。
私の条件はまさにそれに当てはまりますが、それでも通りました。
今の部屋に住んで3年目になります。
担当者選びが、一番大事だった
物件を見つけるたびにその物件を扱っている不動産会社に連絡して内見する、ということを繰り返して、3〜4社回ったくらいのときに、ある担当者の方に当たった。
物件のいいところだけじゃなく、悪いところもはっきり教えてくれる人だった。
「駐車場はこことここが使い勝手が悪い」「この間取りはここが使いにくい」
それまでの担当さんは、物件のおおまかな説明をして「あとはどうぞお好きに見てください」なタイプか、なにも言わないタイプだったので、「おや?」と思った。
「入居されてから思っていたのと違う、と言われる方が嫌じゃないですか」
何件目かの内見のとき、いつものように物件の良い悪いを説明してくれながら、なんで悪いとこまでもそんなに教えてくれるのか聞いたときに、笑いながら言われていたのが印象的だった。
ただ部屋を借りてくれればいい、と思っていないところがとても感じが良かった。
収入が低いことから審査に落ちるのではないか、と聞いたときも、「それは問題じゃないですよ」と言ってくれた。
「シングルマザーだからという理由で落ちるようなこともありません」
その一言で、だいぶ不安がなくなった。
賃貸物件は、基本的にどの会社でも扱うことができると聞いて、物件を見つける度にその方に連絡をして内見に付き合ってもらった。
合わないと思ったら、次に行っていい
「物件を選ぶ」だけじゃなく、「担当者も選ぶ」という意識で動いてみてください。
正直に悪いことも言ってくれる人、こちらの話をちゃんと聞いてくれる人、ちゃんと話ができる担当者に当たると、物件探しのしんどさはずいぶん変わると思います。合わないと思ったら、次の会社に行っていい。

不動産屋さんを選んでいいってこと自体、知らなかった。
審査で見られること
賃貸の審査で主に見られるのは、次の4つです。
- 家賃と収入のバランス:家賃が月収の1/3以下が目安とされています。年収200万円(手取り月13万円程度)なら、家賃4〜5万円台が現実的な範囲です。
- 雇用形態・収入の安定性:正社員より個人事業主・パートは審査が厳しく見られる傾向があります。
- 保証人・保証会社:どちらか一方、または両方が必要なケースがあります。
- 過去の家賃滞納歴:滞納の記録がある場合は審査に影響します。
個人事業主の収入証明は確定申告書
給与明細が使えない個人事業主・フリーランスの場合、収入証明として確定申告書(直近1〜2年分)を提出するのが一般的です。
私は確定申告書を出して、それで審査は通りました。

児童扶養手当や養育費も、申込書の収入欄に記載できる場合があります。
不動産会社や保証会社によって扱いが違うので、担当者に確認してみてください。
保証人・保証会社のリアル
「年金暮らしの親を保証人にできる?」と思っている方も少なくないと思います。
私の父は年金暮らしです。それでも保証人になってもらえました。
ただし、保証人だけでなく保証会社への加入も求められました。(父親の連帯保証+保証会社の両方、というかたちです)
保証会社には種類がある
保証会社は大きく3種類あり、審査の厳しさが異なります。
- 信販系(例:オリコフォレント・エポス等):クレジットカードの審査と同様に信用情報を照会するため、審査が厳しめ
- 協会系・独立系:信用情報の照会なし。審査が通りやすい傾向があります
物件によって使う保証会社が決まっています。つまり「どの物件を選ぶか」で、審査の通りやすさが変わることもあります。

審査に落ちても信用情報に傷がつくわけではありません。
別の物件・別の保証会社で再挑戦できます。
それでも審査に通らなかったときの選択肢
民間の賃貸が難しかったときに知っておきたい選択肢です。
公営住宅(市営・県営住宅)
礼金はなく、家賃は収入に合わせて決まります。民間より大幅に安くなるケースが多いです。
ひとり親家庭への優遇がある自治体が多いですが、人気の地域では抽選になることもあります。空き状況はお住まいの市区町村の窓口で確認してみてください。
UR賃貸
保証人不要・礼金なし。ひとり親向けの家賃軽減制度もあります。
ただし「月収が家賃の4倍以上」という収入基準があり、低収入の場合は逆に通りにくいこともあります。
別の物件・別の保証会社で再挑戦
一度落ちても、使う保証会社が異なる物件に申し込めば通ることがあるようです。
担当者に「独立系の保証会社を使っている物件を探している」と伝えてみるのも一つの方法です。
住宅手当や家賃補助については、こちらの記事もあわせて読んでみてください。
→【2026年最新】シングルマザーがもらえる手当・給付金まとめ
不安でも動いてみる
- 審査は「シングルマザーかどうか」ではなく「家賃を払い続けられるか」で判断される
- 個人事業主・低収入でも、収入に合った家賃の物件なら通る可能性がある
- 年金暮らしの親でも保証人になれる。物件によっては保証会社との併用になる
- 担当者選びは大事。正直に話せる人を選ぶ
- 落ちても信用情報には傷がつかない。別の物件で再挑戦できる
「こんな収入で大丈夫かな」と思いながら探し始めた私ですが、無事に家を借りることができました。
不安なままでもまずは動いてみてよかったと思っています。
同じように不安を抱えているあなたに、少しでも「動いてみようかな」と思ってもらえたら嬉しいです。
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→シングルマザーの賃貸選び【間取りより大事なこと】
→離婚後にやること一覧【母子家庭・子どもあり】

