子どもを連れて離婚したとき、やることが多すぎて何から手をつければいいかわからなかった。
同じように「離婚後、母子家庭として何からやればいいの?」と検索したあなたに、先に答えをまとめます。
離婚後にやることは、大きく3つの時期に分けると迷いません。
- 最初の1週間=役所への届出(離婚届・子どもの戸籍・住所変更など)
- 最初の1ヶ月=手当・給付金の申請(ここが一番大事)
- 落ち着いたら=お金・保険・養育費の整理
特に児童扶養手当は、申請した月の翌月分からの支給になります。1ヶ月遅れると1ヶ月分もらえません。だから手当の申請だけは、何よりも早く動いてください。
この記事では、その3つの時期ごとに「やることチェックリスト」を、私の体験を交えてまとめます。焦らなくて大丈夫。ひとつずつ片付けていきましょう。

離婚したはいいけど…手続き、何から始めたらいいかわからない。
- 離婚後の手続きを「3つの時期」で迷わず進める順番
- 見落としやすい「子どもの戸籍」の手続き
- 役所・お金・学校・養育費それぞれでやること
- 一人で抱え込まないための相談先
離婚後の手続きは「3つの時期」に分けると迷わない
「何を・どの順番でやるか」が、一番迷うところだと思います。
離婚届を出した日、私が感じたのは「やっと終わった」という解放感でした。
でもすぐに「まだやることがある」という不安が押し寄せてきました。やることが多すぎて、何から手をつければいいかわからなかったんです。
そんな当時の自分に教えたい「全体の流れ」が、これです。
| 時期 | やること | 緊急度 |
|---|---|---|
| 最初の1週間 | 役所への届出・緊急度の高い連絡 | 高 |
| 最初の1ヶ月 | 手当・給付金の申請(一番大事) | 最重要 |
| 落ち着いたら | お金・保険・養育費の整理 | 中 |
焦らなくて大丈夫です。でも、手当の申請だけは早めに。
申請した月の翌月分からの支給になるので、1ヶ月遅れると、その分まるごともらえなくなってしまいます。
では、3つの時期それぞれで「具体的に何をやるか」を見ていきます。
【最初の1週間】役所の届出と、見落としやすい「子どもの戸籍」
まず動かなければいけないのが、ここです。
私の場合は1年間の別居からの離婚だったので、生活環境としては大きな変化がなく、正直「大変だった」と感じることは少なかったです。
ただ、ひとつだけ手間がかかったのが、子どもの戸籍の手続き(子の氏の変更許可申立)でした。
「離婚届を出せば終わり」と思っていたら、全然そうじゃなかったんです。
子どもの戸籍は「自動では移らない」
ここは知らない人がとても多いので、丁寧に説明します。
結婚すると:夫婦2人の新しい戸籍が作られます。苗字を名乗る方が「筆頭者」になって、もう一方は元の戸籍を抜けて新しい戸籍に入ります。
離婚すると:筆頭者でない方が戸籍を抜けて、元の戸籍に戻るか、自分で新しい戸籍を作ります。このとき、子どもは筆頭者の戸籍にそのまま残ります。親権を持っていても、です。
つまり、自分が戸籍を抜ける側(よくあるのは妻側)の場合、親権を持っていても、子どもの戸籍は自動的に一緒に移ってくれません。戸籍上は、離婚後もそのまま元配偶者の戸籍に残った状態になります。
そこで必要になるのが「子の氏の変更許可申立」です。
家庭裁判所に申し立てて、許可が下りたら役所で子どもを自分の戸籍に移す(入籍届を提出)、という流れになります。
| ケース | 子どもの手続き |
|---|---|
| 親権者が戸籍を抜ける側(よくあるケース) | 子の氏の変更許可申立が必要 |
| 親権を持たない親が戸籍を抜ける側 | 手続き不要(子どもはすでに親権者と同じ戸籍) |
「離婚届を出せば終わり」「親権があれば自動的に完了する」と思っていると見落としやすい手続きです。離婚届を出したら、セットでこの手続きも動き出してください。
【最初の1ヶ月】お金の申請が山場——児童扶養手当は1日でも早く
役所関係の手続きは、ここが山場です。
母子家庭の生活を支えるお金の申請が集中します。
繰り返しになりますが、児童扶養手当は申請した月の翌月分からなので、1日でも早く申請してください。
一度で全部終わらなければ「また来ます」で大丈夫です。(ただし、もう一度行くのを忘れずに)
役所では「使える制度を全部教えてください」の一言でOK
「何を聞けばいいかわからない」という状態で行っても大丈夫です。
そんな方は窓口でこう言ってください。
「ひとり親になりました。使える制度を全部教えてください」
この一言で、担当の方が教えてくれます。
私自身、市役所に離婚届をもらいに行ったときは少し身構えていました。「離婚届が欲しい」と言ったら、どんな顔をされるんだろう、と。
でも窓口の人にとっては、離婚届も婚姻届も転居届も、全部「日常業務」でした。
特別な素振りもなく、淡々と手渡されて「そっか、これは特別なことじゃないんだ」と、少なからず持っていた後ろめたさが、ふっと軽くなった気がしました。

窓口の人は、手続きのプロ。
遠慮しなくて大丈夫だよ。
【落ち着いたら】お金・保険・養育費を整える——公正証書は作っておく
役所の手続きが一段落したら、次はお金まわりの整理です。
緊急度は高くありませんが、後回しにすると損をする項目もあります。
お金・保険関係でやること
ひとり親になると、保険の必要性が変わります。
「自分に何かあったとき、子どもを守れる保障があるか」は確認しておきたいところ。
でも保険は種類が多くてわかりにくいので、FP相談を使って、自分の状況に合ったものを一緒に考えてもらうのも一つの方法です。
ただし、その際に勧められたからといって、必要以上に保険に入らないように気をつけてくださいね!
【公正証書が大事な理由】養育費は「書面」で。
- 養育費の金額・支払い方法を書面で取り決める(口頭はNG)
- 公正証書の作成(強制執行の効力を持たせるため)
- 面会交流のルール決め(子どもの気持ちを最優先に)
口約束だと、養育費が払われなくなったときに法的に動けません。公正証書があれば、未払いになったときにすぐ給与の差し押さえができます。
費用は5〜10万円程度なので「高い」と思うかもしれませんが、後から「作っておけばよかった」と後悔する人が本当に多いです。
詳しくは養育費の公正証書って必要?後悔した理由と作り方・費用を解説でまとめています。
子どもの学校・保育園の手続きと、伝え方
学校の先生への相談は、早めにしておくほうがいいです。
ほとんどの場合、先生は丁寧に対応してくれます。遠慮せず相談してください。
もし苗字が変わる場合は特に、「離婚したことを友達に話してもいいか」「どう説明するか」を子どもと一緒に考えてあげてほしいと思います。
我が家が離婚したのは、下の子が年長さんの冬でした。すでに入学書類の提出も終わっていた時期で、各種書類には夫の名前を書いた後。
タイミング的にバタバタしましたが、学校に相談したら柔軟に対応してもらえました。「もう書類を出してしまった」という段階でも、間に合います。
手続きが不安でも、一人で抱えなくていい
ここまで読んで「やること、多いな…」と思ったかもしれません。
でも、全部を一人で完璧にやらなくて大丈夫です。役所にも、相談窓口にも、頼れる人はいます。
- 市区町村のひとり親家庭支援窓口(母子・父子自立支援員)
- 養育費や財産分与でもめているなら法テラス(無料法律相談)
- お金や保険の整理はFPの無料相談
最後に、私の話を少しだけ。
市役所に離婚届を出した日、私が感じたのは悲しみじゃなく、一層の解放感でした。
涙も全く出ませんでした。
家族でいる時間が苦しくて、毎日「戻れないか」と悩んでいて、別居してやっと息ができるようになっていたので、その日の気持ちを表す言葉は「あー、スッキリした」だったんです。
(悲しくないのは薄情なのかな、とも少し思ったけれど)
離婚届を提出したときの担当の方は、少し年上の、優しい喋り方の女性でした。
私が上の子と別々に暮らしていることを話したとき、親身に聞いてくれて、最後に「一緒に住めるようになるといいですね」と言ってもらえて、手続きそのものより、その瞬間のほうが今も記憶に残っています。
手続きは、淡々と進めれば必ず終わります。そして、その一つひとつが、あなたと子どもの新しい生活の土台になります。

一人で抱えないで。頼れるところは、ちゃんとあるよ。
まとめ|離婚後やることチェックリスト一覧
最後に、3つの時期ごとのチェックリストをまとめます。スクショして使ってください。
最初の1週間(役所への届出)
最初の1ヶ月(手当・給付金)
落ち着いたら(お金・保険・養育費)
やることは多いけれど、「3つの時期」に分けて、一番大事な手当の申請から動けば大丈夫です。焦らず、ひとつずつ。あなたと子どもの新しい生活を、応援しています。
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