
離婚について考えるって、心も体もしんどい…
夫婦として暮らす中で、「もう無理かもしれない」と思ったことがある方は、少なくないのではないと思います。
離婚の理由で男女ともに最も多いのは「性格の不一致」らしいです。※日本の司法統計(裁判所が公表している、司法に関するデータ)による
だから、多くの夫婦はすれ違いながらも折り合いをつけて、どうにか関係を続けているんだと思います。
でも、それをどこまで頑張れるかは人それぞれ。
「夫婦としての終わり」を迎えてしまうケースがあるのも、自然なことだと思います。

夫婦といえど、元は他人。
性格や価値観が合わないことなんて、あって当然。
私の場合、元夫は周りにも評判の優しい人だったけど、夫婦としては終わりを迎えました。
あのときの私にはできなかったけれど、今思えば、もっと歩み寄れたのかもしれません。
でも、離婚して数年がたった今、お金に余裕はないけれど、私の心は結婚していた頃より穏やかです。
「離婚しなきゃ良かった」と後悔している人の話も聞くけれど、私は自分の選択に納得しています。

離婚を選んでも、結婚生活を続けても、自分で納得して選んだならそれが正解なんです。
この記事では、「離婚」を考えはじめたときに、大事にしてほしい視点をお伝えしたいと思います。
- 離婚を決める前に立ち止まってほしい3つの視点
- 後悔しないための5つの行動
- 離婚・継続どちらを選んでも後悔しない考え方
離婚を検討する際に、立ち止まってみて欲しい3つの視点
「離婚」を意識しだした途端に「もうムリ!離婚したいっ!」という気持ちがどんどん強くなっていく人もいるでしょう。
それは、決しておかしなことではありません。今まで我慢していた「しんどい」が、離婚を意識した途端に溢れてしまうのだと思います。
でも、勢いだけで離婚を決めてしまうと、あとで後悔する可能性があります。
以下の3点について、ちょっと立ち止まって考えてみてください。
視点①:感情だけでなく、「経済的な損得の視点」を持ってみる
突っ走る前に一呼吸。
「今の生活は、”経済的には満たされている”のではないか?」
「離婚して、”自分の収入だけ”でちゃんと生活していけるのか?」
そんな「経済的な損得の視点」を持ってください。感情と同じくらい大事な判断材料です。
離婚は気持ちの問題だけじゃなく、生活という現実とつながっていることを忘れてはいけません。
視点②:最も重要な判断基準は「愛情」と「経済的メリット」
「愛情」と「経済的メリット」のどちらか一方でもあれば、夫婦関係を続ける理由になると思います。
逆に言えば、どちらもなければ、その夫婦関係を手放す理由になるということです。
どちらが大事かは人によって違いますが、一旦落ち着いて「今の関係に何が残っているのか」を見直してみることが大切です。
視点③:離婚後の生活が成り立たないなら、離婚は一旦保留
「離婚したあとの暮らしがちゃんと成り立つのか」を冷静に考えてみることはとても大切なことです。
もし「経済的に苦しい生活になりそう」「まだ準備が足りない」と感じるなら、今は離婚を保留にするという選択であなた自身を守る行動になると思います。
経済的な余裕は心の余裕に直結します。

今の生活を選んでよかったと思っている私でも、低所得世帯なのでお金と気持ちのつながりは日々感じています。
自分が自分で居られない苦しい生活になるようなら、「離婚しない=我慢」ではなく、「今は準備中」と考えて、保留にするという選択も、自分を守る立派な判断です。

一旦離婚する時期を見送るのも一つの方法です。
あくまでも保留です。
離婚を考えることは、勇気のいることです。
だからこそ、焦って決めるのではなく、経済・愛情・感情、それぞれの視点から今の自分を見つめてみてください。

今すぐに答えが出なくても大丈夫。
一度立ち止まって考えることで、後悔の少ない選択がきっとできるはずです。
離婚を後悔しないためにしておきたい行動5つ
行動①:自分の気持ちと理由を整理する
完全に愛情が冷めて一緒に生活するのが辛いのか、それとも一時的な怒りや疲れで本当は関係を修復したいのか?
今の状況になった原因も含めて、整理するとパートナーの真意に気づいたり、自分が本当に望んでいることが見えてきます。
私自身、当時は「この人と一緒にいるのはもう無理…」としか思えなかったけど、今思い返すと、自分の未熟さが大きかったな、と思います。

「なんでこんな気持ちになっているのか?」「本当はどうしたいのか?」
感情を書き出してみるのもおすすめです。
行動②:関係改善の努力をしてみる
「離婚したい相手に歩み寄るなんてナシッ!!」と、思う方もいると思います。

わかります、その気持ち。
でも、話し合いができるのであれば、もう一度だけ向き合ってみることもおすすめします。
もしかしたら、誤解していた部分に気づいたり、相手の変化が見えることもあるかもしれません。
努力したうえで「やっぱり無理」と思えたら、納得して相手への気持ちを断ち切ることができます。
ただし、暴力・モラハラ・無視など、コミュニケーションが全く取れない場合は無理に修復しなくていいです。
それはあなたの責任ではありません。
話し合いすらできない相手と一緒にいても、何も変わりません。
どんどん疲れて、最終的には「考える力」や「離れる勇気」すら奪われてしまうこともあります。

このような場合は、自分の心と体を守る選択をしてください。
行動③:離婚後の生活設計
離婚後の生活は、すべて自分が背負うことになります。仕事・住まい・収入・支出、そして子どものこと。
できるだけ現実的に、生活に必要なお金を洗い出しておきましょう。

生活の目途を立てることは最も大切なことです。
公的支援やひとり親向けの制度もあわせて確認しておくと安心です。
私自身、セラピストという場所を問わない職に就いていたことと、独身時代の貯金(ヘソクリ)が多少あったことも離婚に踏み切る後押しになりました。
先の章でもお伝えしましたが、結婚していた時よりも離婚後の生活レベルが明らかに低下することが予想される場合、離婚はおすすめできません。
経済的な不安や不満から別れたことを後悔することになるからです。
行動④:第三者に相談してみる
ひとりで悩んでいると、考えがグルグル回って堂々巡りになりがちです。
信頼できる友人や家族、カウンセラー・弁護士などの第三者の方が話しやすい場合もあるでしょう。
「こんなこと言ってもいいのかな…」と思わず、話せる相手を見つけてほしいです。
あなたの選択を否定せず、耳を傾けてくれる人は、必ずどこかにいます。
口に出すことで気持ちが整理されたり、新しい視点が見えてくることもあります。
私は市役所に子ども手当の相談に行ったとき、担当の方が私の目を見てうなづきながら話を聞いてくださったことで、我慢していた思いが溢れた覚えがあります。
今も市役所に行くときはその方にお世話になっています。
行動⑤:一時的に別居してみる
もし可能であれば、一時的に距離を置くこともひとつの選択です。
物理的に離れることで「やっぱり続けたい」「やっぱり無理だ」と気づけることもあるからです。
別居婚も選択肢に入れつつ、自分の気持ちと向き合ってみてはどうでしょうか。
ただし、別居には生活費が余分にかかったり、法律上の影響もあるので、弁護士などに相談しながら進めるのが安心です。

私の場合、約1年別居しました。
別居中は別居婚も選択肢にあがりましたが、結果として離婚を選び、今があります。
もし、配偶者の言動によって心や体に不調を感じている場合(気分が沈む・眠れない・食欲がない・常に怯えている など)は、無理して結婚生活を続ける必要はありません。
まずは安全を最優先に、避難や離婚前提の別居を検討してください。
DV・モラハラ・激しい喧嘩や無視などが日常的にある環境は、あなた自身だけでなく、子どもの心にも大きな影響を与えます。

「両親が不仲なら、離婚した方が子どもが安心する」という考え方も、専門家の間では知られています。

私自身もこの考えが大きくて、結果的に離婚を選びました。
自分で選んだ道が、あなたの答えになる
- 感情だけでなく経済的な視点も持って判断する
- 愛情と経済的メリット、どちらかが残っていないか見直す
- 生活が成り立たないなら離婚は一旦保留にする
- 気持ちと理由を整理して、関係改善の努力もしてみる
- 離婚後の生活設計と第三者への相談を進めておく
- どんな選択をしても、自分で選んだならそれが答え
私は、気持ちが全部整理できたから離婚したわけではありません。
でも、迷って、悩んで、泣いて、ようやく自分の中で「これが今の私の答え」と思えた瞬間がありました。
すぐに結論を出さなくていい。
離婚でも、再構築でも、どちらが正解かは誰にも分かりません。
大事なのは、「自分で選んだ」と言えることです。
今でも「離婚してよかったのかな」と思う瞬間は私もあります。
それでも「この道でよかった」と思える未来は作れると信じています。


